Q 酸素って種類があるの?

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人間が取り込む酸素は2種類あり、赤血球中のヘモグロビンと結合して運ばれる「結合型酸素」と血液や体液にそのまま溶け込んでいく「溶解型酸素」に分けられます。

注目すべき「溶解型酸素」はそのサイズがとても小さく、胃や腸などの消化器官からも吸収され、細い毛細血管すみずみまでいきわたることのできる重要な酸素になります。



Q 酸素カプセルはなぜ気圧を上げるの?

通常私たちが生活している1.0気圧よりも酸素カプセルで気圧を上げる環境にいることによって摂取しにくい「溶解型酸素」の発生が増え、身体の隅々に酸素の潤いが届くことになります。



Q 酸素中毒などの不安はないの?

医療器具として病院で使用されている高気圧酸素は2.0気圧レベルで使用するため酸素中毒への心配もあり、医師の元でのみ使用を許可されています。

一般の高気圧酸素カプセルは通常1.1気圧~1.3気圧で使用されているため安全に使用できます。



Q 酸素は疲労回復に効果あるの?

A

酸素には、疲労やだるさの原因となる血中乳酸を分解・除去する働きがあります。酸素を充分に摂取できる体内酸素量の多い人は、疲労回復の所要時間が短く回復力が高いということになります。

毛細血管は精神的疲労でもストレスによる収縮で酸欠状態に陥りやすいのです。十分な酸素を供給していきましょう。



Q 酸素と水を一緒に摂取するのはなぜ?

A

人間が栄養を体内に取り込むときには水が必要不可欠でそれは酸素にも同様のことがいえます。

酸素を水に溶かした酸素水は、水道水より多くの溶解型酸素を含有しています。これを摂取することにより、肺からだけではなく、胃腸からの酸素吸入量アップを期待できます。



Q 脳にも酸素が必要なの?

A

人が1回の呼吸で摂取する酸素の4分の1は脳が消費しています。脳に酸素を送り込むために巡る血液量は1日約2000ℓ(ドラム缶10本分)にも達し、酸素供給が途絶えたら脳の活動はすぐに停止、2~3分で細胞破壊が起きます。

脳は最も酸素が必要で、酸素消費量が多い臓器ともいえます。



Q 脳に酸素が行き渡ったらどんな効果が?

A

2006年に松下電器が発表した研究によると、30%の高濃度酸素を吸いながら英単語を覚えた予備校生と、そうでない予備校生では、翌日のテストで、酸素を吸ったグループのほうが約15%多く英単語を記憶していたという結果が出ています。

他にも酸素による有効な症状として集中力・思考力、記憶力の向上などがあります。



Q スポーツ選手に酸素ブーム?

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運動量の多いスポーツほど体内では細胞で酸素を媒体として筋肉収縮のエネルギー源を作ります。そのため酸素を速やかに運ぶことで運動効率が高まるのです。酸素が不足している状態で筋活動が高まると、からだは酸素を使わない方法でエネルギーを作り出そうとします。このときに発生するのが体内には好ましくない乳酸です。

乳酸は十分な酸素が与えられると除去することも可能ななことから、たくさんのプロスポーツ選手の間で広まったのでしょう。



Q 酸素不足は太りやすい?

A

酸素は脂肪分解酵素であるリパーゼの発生を活性化します。リパーゼは脂肪を分解して血液中に送り込み燃焼させる働きを持っています。

短距離走などの無酸素運動よりウォーキングなどの有酸素運動がダイエットに効果があるといわれているのはこのためです。



Q 酸素で美肌?

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肌の代謝機能は健康な人の肌で約28日。肌細胞内に十分な酸素が与えられるとエネルギー産生が促され活性化されます。

ターンオーバーを整いやすくするなど、肌の代謝機能でも酸素は重要な働きをします。



Q 冷え性にも酸素補給?

A

酸素摂取が十分足りているときは血流もスムーズに保たれ、毛細血管の隅々まで血液が行き渡るのでからだの末端まで温かさを実感できます。
体温が下がると冷え性だけではなく、免疫力の低下、自律神経、慢性疲労など様々なトラブルの元となりますので、平熱が低くならない(約36.5℃)状態の維持に心がけましょう。